LUMIRA JOURNAL
人生の1%「もう歳だから」は、誰の声?
そのひと言を口にする前に、ほんの少し立ち止まってみる。

その言葉の手前で、立ち止まる
新しいことが気になったとき、「もう歳だから」と自分に言ってしまうことはありませんか。そのひと言には、失敗したくない気持ちや、周りに心配をかけたくない思いが隠れているのかもしれません。長く大切にしてきた慎重さを、無理に捨てる必要はありません。
ただ、その言葉を口にする前に、少しだけ問いかけてみましょう。本当に興味がないのか、それとも興味はあるけれど、始めるのがこわいのか。二つは似ているようで違います。今の気持ちを分けてみると、年齢だけでは説明できない、自分の望みが見えてくることがあります。
経験は、選択肢を増やす味方にもなる
これまでの経験があるから、難しさを想像できる。だからこそ、ためらってしまうこともあるでしょう。でも、経験はブレーキになるだけではありません。無理のない予定を立てたり、困ったときに人に相談したりする力も、歩いてきた時間の中で育っています。
若い頃と同じやり方で始めなくてもいいのです。体調や暮らしの都合を大切にしながら、自分に合う入口を選んでみる。人と比べて遅いかどうかよりも、今の自分が心地よく続けられるかを目安にすると、挑戦という言葉も少し身近になります。
最初の一歩を、小さくしてみる
気になる習い事があれば、まず案内を読むだけでも十分です。行ってみたい場所があるなら、地図を眺めたり、行き方を調べたりするところから。申し込むことや出かけることまで、一度に決めなくてかまいません。小さな行動なら、気持ちを確かめながら進めます。
試してみて違うと感じたら、立ち止まることも選択です。始めたから最後まで続けなければ、と自分を縛らなくていい。やってみた時間が、自分の好きなことや心地よいペースを知る手がかりになります。その手がかりを、次の小さな選択に使ってみましょう。
おわりに
「もう歳だから」と感じたら、その奥にある気持ちを少しだけ見てみる。年齢で答えを出す前に、今の自分が気になることをひとつ確かめてみませんか。いつもの見方から、ほんの1%はみ出す選択です。


