LUMIRA JOURNAL
ランダムウォーク夢がない。それ、むしろ面白い。
目的地が決まっていない人生にも、出会える景色がある。

夢がなくても、今日を選べる
「これからの夢は?」と聞かれると、答えが出てこないことがあります。はっきりした目標がある人を見ると、自分だけ立ち止まっているように感じるかもしれません。でも、目的地が決まっていない時間にも、暮らしは続き、心が動く瞬間はあります。
今すぐ人生の計画を完成させる必要はありません。何になりたいかを考える代わりに、今日は何をすると少し気分が明るくなるかを考えてみる。それなら、答えの大きさに気後れせずに済みます。温かい飲み物をゆっくり楽しむことも、本を一ページ読むことも、自分で選ぶ時間です。
気になることを、目印にする
ランダムウォークは、偶然の出会いや、いつもなら選ばなかった選択に目を向ける生き方です。何も考えずに大きな決断をすることではありません。暮らしの安心を大切にしながら、小さな「気になる」を目印に、少し違う道を試してみることから始められます。
たとえば、本屋でいつもとは別の棚を眺める。友人が話していたことを調べてみる。目に留まった展示の案内を持ち帰る。すぐに役に立つかどうかは、まだわからなくていいのです。自分の関心がどこに向くのか、判断を急がずに眺めてみましょう。
行き先は、途中で変わってもいい
小さく試してみると、思っていたほど好きではなかったり、別のことが気になったりするかもしれません。それは、道を間違えたという意味ではありません。想像だけではわからなかった感覚を、自分で確かめられたということです。
目的地は、歩いているうちに見えてくることもあります。一度決めた夢に合わせて自分を変えるより、今の自分に合わせて予定を見直してもいい。興味の向きが変わるたびに、選択肢をひとつ増やすような気持ちで、次の景色を探してみませんか。
おわりに
夢がない今を、足りない時間と決めなくていい。気になることをひとつ試して、そのときの自分の気持ちを聞いてみる。予定になかった出会いを受け取る余白が、次の小さな一歩につながるかもしれません。


